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【モデル配布】超高性能なアニメ顔認識・顔検出モデル(2)【機械学習】

2021年11月16日に公開(2021年11月16日に更新)

前回の投稿で、アニメの顔認識・顔検出の概要についてお話しました。とうとう、ベータ版ですが完成したのでご報告です。Githubで学習済みモデルを公開したのでご自由にお使いください。MITライセンスです。少ない学習データにもかかわらず、精度は約90%の認識率で、RetinaFaceは良くできたモデルだな…と実感しました。学習には非公式のTensorflow実装をお借りました。

精度はどんな感じ?

上記の通り、この分量を全て認識することが出来ました。

学習に使ったのはKaggleの「Tagged Anime Illustrations」のデータセットの「danbooru-images/0000」フォルダ内の画像500枚(少ない…)で、検出率のテストは「 danbooru-images/0001」を利用しました。

検出率

TP(正解)FP(誤検出)FN(未検出)TN正解率
34538330289.969%

(検出タスクの計算方法あってるかな…?)

今後の課題

色々とテストしてみた結果、下記が改善点です。

  • 単純に500枚は学習データが少ない。
  • 漫画の吹き出し部分で誤検出する時がある。
  • 比較的顔の向きや回転には強いが、上下逆向きの顔は認識しずらい。
  • 顔のサイズが小さいと検出率が落ちる。

あと、学習方法はretinaface-tf2の実装そのまま使ってるので改善の余地がありそうです。次のアップデートでは過学習防止のしくみも導入したいなと思ってます。

気軽に試せるWebアプリ作成中

まだ準備中なので、そのうちデプロイします。試せるAIも増やしていこうと思います。

©2023 Maya Hanada